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2024.05.31

物流の2024年問題

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小学生の息子が昭和な監督率いる少年野球チームに所属しております。
怠慢なプレーがあると監督は「集中しろお前ら!」と檄を飛ばすのですが、それを眺める私は、そもそも集中するってなんだろうと考えたのです。

するとその晩、メジャー日本人ホームラン記録を更新した大谷翔平が、「ダイヤモンドを1周する間はどんなことを考えたか」という記者の質問に対し、「記録は忘れていた、先制点がとれて良かったと思っていた」的なことを語り(集中していないのでうろ覚え)これが集中だ!と腑に落ちたのです。
集中するとは「目の前のことに取り組む姿勢」だったのです。

と前置きが長くなりましたが、本題の「物流の2024年問題」です。

トラックドライバーの現状

この問題は、2024年4月から、トラックドライバーへ年間時間外労働960時間の上限規制と改正改善基準告示が適用されることで、労働時間が短くなり輸送能力が低下、今まで運べていた「モノ」が運べなくなる可能性が高まる問題です。
既に目前も過ぎ、事業者はこの問題に取り組まざるを得ません。

2015年に国交省が行ったトラック輸送状況の実態調査結果を2024年4月以降の基準に適用すると、時間外上限960時間は全体の37%が抵触、改正改善基準告示の勤務間インターバルには約19%が抵触する結果、となります。

しかし、ドライバー側ではコントロールできない荷待ち時間、本来差別化であったはずの非効率な手荷役作業、低賃金・長時間労働環境を起因とした業界全体の人手不足、などの問題も複雑に絡み、一筋縄ではいかない状況です。

対策と今後について

対策として、国交省は2023年7月に「トラックGメン」と称した、荷主・元請事業者等による悪質な違反原因行為の相談窓口を開設、是正指導を開始しました。
国土交通省:トラックGメンについて

荷主と運送業者が協力することで、荷待ち時間のルール設定、荷役作業の軽減、賃金の交渉も進む企業も増えてきました。

ドライバーの労働環境改善を目的とした中継輸送基地の設立に、金融機関が融資を行う事例もあるようです。

また我々システム会社も、ドライバーの労務状況や、待機時間をシステムで見える化するツールを提供することで、上記課題解決の一翼を担っております。

先日当社でも取り扱う乗務員時計が特集されました。
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社会課題の解決は企業の課題解決から。
お客様の悩みを漏らすことなく集中しよう、と気持ちあらためる営業のつぶやきでした。

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