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2019.11.20

Windows7の終わり。Windows10への移行。

「なぜWindows10にしなければいけないのか」

人気の高かったWindows 7の延長サポートが、2020年1月14日に終了します。残り半年を切った今、なるべく早めにWindows 7からWindows 10への移行を実施すべき時期に入っています。Windows7の延長サポートが終了すると何がいけないのか。一言でいうと、セキュリティ更新プログラムの提供がマイクロソフトから行われなくなることです。そのため、最新のOSであるWindows10への移行を、マイクロソフトをはじめ私たちのようなパソコンを扱う業者もお客様に案内しています。

「セキュリティ更新が行われないこと、がもたらす被害」

世界では日々新たなウイルスや不正プログラムが爆発的に増えています。そうした状況の中では、セキュリティ更新が行われていないで脆弱性が放置されたままのパソコンはウイルスへの感染リスクが格段に高まります。社内のパソコンが一台でも感染してしまえば、次々に他のパソコンに感染が拡大していき、業務に影響を与える可能性もあります。さらに事態が悪化すれば、社内にある個人情報や顧客情報の類が社外に流出してしまい、取引先はもとより社会からも信頼を失うことになっていきます。

「2017年に流行ったWannaCryから学ぶ」

2017年5月頃から、WannaCryという不正プログラムが流行しました。被害は日本をはじめヨーロッパやアジアでも確認されました。イギリスではおよそ40の医療施設でシステムが使えなくなって診察や手術が行えなくなるなど、世界で述べ23万台以上のパソコンに感染したと言われています。WannaCryはパソコンにある脆弱性をついて攻撃を行う手法を用いていました。

ただ、この脆弱性については、2017年3月頃にセキュリティ更新プログラムがマイクロソフトから提供されています。つまり、事前に公開されていた脆弱性であり、その対応までもマイクロソフトは準備してくれていました。適切にセキュリティ更新プログラムの適用を行っているパソコンは問題ありませんでしたが、脆弱性を放置していたパソコンが被害にあいました。

2020年1月以降もWindows7も使い続けた場合、新たに発見された脆弱性を放置し続ける状態となるので、WannaCryのような不正プログラムに感染するリスクが格段に高まるのです。

「OSをアップデートするか、新たなパソコンに買い替えるか」

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Windows10への移行については、今のWindows7パソコンのOSをアップデートするか、新たなパソコンを購入するかどちらかです。どちらも長所短所があり、どちらを選ぶかはお使いのパソコンの状況を考慮した上で選択することが大事です。

購入後4~5年を経過するパソコンについては、買い替えをおすすめします。理由は2つ。パソコンに内蔵されているハードディスクは5年も経てば壊れる可能性が非常に高くなります。ハードディスクが壊れると保存したデータは取り出せなくなることもありますので、壊れるまで使い続けるのは危険です。もうひとつの理由は、4~5年経過すると、パソコンの性能が各段に進化していることです。導入当時はそこそこ高性能であったパソコンも、現在流通しているパソコンと比べるとアプリケーションの処理速度などで格段の差がでることもあります。Windows10にアップデートしたら少し動きが遅くなったとの声もありますので、古いパソコンを使い続ける場合は、我慢を強いられる時間も長くなる可能性があることを覚悟しておく必要があります。

アップデートは最長で2日程度(データ移行も含む)かかる場合もありますので、移行作業時期は慎重に検討する必要があります。

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「Windows10の今後」

Windows10は、WaaS(ワース)という概念のもとでリリースされました。今までOSは、Windows95、98、me、vista、xp、7といった具合で、OSを一つのソフトウェアとして販売してきました。家電量販店などでパッケージ製品としてOSを購入された方も多いと思います。WaaSとは、OSをソフトウェアとしてパッケージ化して販売するのではなく、定期的に進化させ続けていくという新しい概念です。それゆえか、Windows10は最後のOSと呼ばれています。

これを信じるのであれば、今後、OSのサポート切れによるパソコンの買い替えやOSアップデートの必要性は無くなります。今のパソコンをずっと使い続けることができる時代になったと言えるかも知れません。ただ、OSは進化し続けてもパソコン自体はどんどん老朽化していきますので、現実的に無理なのは明らかです。また、Windows10のなかでもバージョンによってサポート期限はあります。

Microsoft:Windowsのサポートについて

結局は、自社で動いているパソコンのOS状況を把握して、適切な更新を行う必要があるのは変わりません。5年をめどにパソコンの買い替えを行い続けていくのも変わらない流れかと思っています。

ただ、画期的なOSを作り出してきたマイクロソフトです。今後、どのようなOS、サービスがうまれてくるかわかりません。個人的にはPCに依存しない、ブラウザ閲覧をするかのような感覚で、どこでも今と同じような業務ができるような世の中になれば、などと考えています。もちろん、どんな利用者でも手が出せるような価格であることも望みます。そんな時代が本当にくるのか否か、今後の展開に期待をしつつ、今回のブログを終わりにしたいと思います。ありがとうございました。

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